消えつつある昔のお灸

もぐさの焼ける臭いが好きです。古風な雰囲気が一気に部屋に充満していく感じが好きです。
もぐさには、米粒大に切ったものと、ばら売りがあります。ばらは、板ですりあわせて、細かくして使います。
お灸をすえるときに用意するものは、線香です。燃えやすくて灰がすぐに落ちる、安いものがいいです。
まず墨をつけた筆でツボにしるしをつけて、その上にもぐさを立て、線香で火をつけます。
墨はなるべく上等のものを使います。
この墨ですが、気分の問題のようにも思いますが、機能的な面としては、しるしがはっきりとつくだけでなく、
お灸のあとが化膿しにくく、また、墨のためにツボが湿るので、もぐさを立てるのに好都合なのです。
墨が無い時には鉛筆型の眉墨が代用できます。
墨といっても学校の授業以来使うことが無いので、効果的とわかっていても使う機会はありません。
墨自体を日常で使うことがほとんど無いからです。
もぐさは、なるべく上等のものを2枚の木の板ですりあわせて、細かくしたものを使うと便利です。
ツボにたてるもぐさは、円錐形で先を細くして、ふつう、米粒の半分くらいの大きさにします。
もぐさが指にくっついてうまく立たないときは、線香の灰を指先につけると、くっつきません。
また、線香の先にもぐさがくっついて、皮膚から離れることがありますが、
そんなときは、線香でもぐさを押し付けないで、新しく別のもぐさを立てた方がいいです。
お灸は、食前なら30分くらい前に、食後なら1時間ぐらいたってからすえます。